特集3
ハピネットグループは、マテリアリティ「商品・サービスを通じた幸福で豊かな暮らしへの貢献」の実現に向け、エンタテインメントを通じて人々の日常に楽しさや感動を届けることを重要な事業活動と位置づけています。「うたの☆プリンスさまっ♪」の15周年施策では、大型イベントやオンライン配信、商品・コラボレーション企画を通じて、ファンと作品が共に歩んできた時間を祝うとともに、さまざまな角度から作品の魅力に触れられる体験価値を創出しました。IP※が持つ文化的・精神的な価値を長期にわたり育み、人々の豊かな暮らしに貢献しています。
- ※IP:知的財産。キャラクターや作品などのコンテンツ。
15周年施策として取り組んだ大規模イベント
「うたの☆プリンスさまっ♪」は、2010年のゲーム第1作発売以降、音楽・TVアニメ・ライブ・劇場版アニメなど、多角的なメディアミックス展開を通じて、15年にわたり多くのファンに支えられてきました。この節目にあたり、これまでの歩みを振り返るとともに、長年にわたり作品を支えてきたファンへの感謝を届ける15周年施策を実施しました。
中心企画として2026年1月9日から11日の3日間にわたり開催した「UTA☆PRI WONDERLAND -15th Anniversary-」は、「有明GYM-EX」の展示スペース約9,400m2を全面使用する、大規模のイベントです。来場者数は約2万人を記録し、展示・ステージ・物販・飲食・ドローンショーなどを組み合わせた複合体験の場として設計しました。また、一部のステージイベントおよびドローンショーをYouTubeで生配信し、来場することができなかったファンへも参加機会を提供しました。配信の視聴者数は1万名以上に上り、地理的制約を超えた参加機会の創出につながりました。
世界観を一つの体験として届ける企画・運営体制
「うたの☆プリンスさまっ♪」の世界観を一貫した体験として届けるためには、展示・演出にとどまらず、会場設計・来場者対応・各社との連携に至るまで、IPへの深い理解が不可欠です。キャラクターの魅力を損なうことなく表現するため、本イベントではハピネットグループが企画立案から会場施工、当日の運営までを主導しました。
制作会社・運営会社など信頼関係のある専門パートナーと直接連携し、各社の専門性を生かしながら全体を進行することで、大規模イベントとしての運営品質と、「うたの☆プリンスさまっ♪」らしい体験の両立を図りました。
自社で企画・運営の中心を担うことは、ファンの反応や関心を直接把握し、次の商品・サービス企画へと反映する機会でもあります。IPの価値を守り、長期的に育てていく観点から、ファンとの接点で得られた知見を新たな価値創出につなげています。
作品とのつながりを日常へ広げる仕掛け
「うたの☆プリンスさまっ♪」が15年の歩みの中で一貫して目指してきたのは、作品に登場するアイドルたちを画面の中だけに留めず、ファンの日常のそばに感じてもらうことです。音楽・ライブ・商品企画・コラボレーションを通じ、作品との接点をイベント会場や映像コンテンツに限定せず、生活の中へと広げる取り組みを積み重ねてきました。
15周年施策においても、ファッション・フレグランス・カラーコンタクトレンズなど、日常生活の中で作品とのつながりを継続的に感じられる企画を展開しました。これらの取り組みにより、イベントという特別な日だけでなく、365日の日常すべてを彼らと共に歩んでいると感じていただく環境を提供しています。
イベント会場でも、展示・録りおろしボイス・寄せ書きコーナーなど、来場者が能動的に作品世界へ参加できる仕掛けを設けました。事前告知なしで当日公開した、本作のキャラクターデザイナー・倉花千夏氏による「15周年記念ビジュアル」を含め、節目ならではの驚きと喜びを生み出す体験設計としました。
パートナー企業・社内との協働による価値創出
本イベントの実現には、多くのパートナー企業との協働が不可欠でした。アニメイトカフェ様、ステッドラー様、マルイ様などのパートナー企業が、それぞれの専門性を生かした企画を展開し、来場者がさまざまな角度から作品の魅力に触れられる体験を会場全体で創出しました。
こうした協働が成立した背景には、長年にわたり「うたの☆プリンスさまっ♪」の展開を共に支えてきたパートナー企業との信頼関係があります。各社がIPの世界観を尊重しながら専門領域の知見を最大限に発揮したことで、単独では実現できない幅広い展開が可能となりました。
社内体制においても、イベント企画チームを中心に各セクションの企画・案件を集約・調整し、施工・運営会社および出展社と一体となって準備を進めました。この横断的な連携体制が、規模と品質を両立したイベント運営を支える重要な基盤となりました。
IPを通じた幸福で豊かな暮らしへの貢献
一つのコンテンツが15年にわたり支持され続けることは容易ではありません。それは作品そのものの魅力に加え、ファンとの継続的な関係性を丁寧に積み重ねてきた結果であると考えています。
本イベントは商業的な催事にとどまらず、長年にわたり作品を支えていただいたファンに対して、感謝を届けるとともに、作品世界を存分に体験できる場として楽しみや活力を還元する機会となりました。
ハピネットグループは、マテリアリティ「商品・サービスを通じた幸福で豊かな暮らしへの貢献」のもと、エンタテインメントが人々の日常に楽しさや感動を届け、暮らしに継続的な彩りをもたらす役割を担うと考えています。「うたの☆プリンスさまっ♪」15周年施策は、IPを通じた体験価値の創出が、精神的な豊かさの提供とファンとの長期的な関係性の醸成につながることを示す取り組みです。今後も、ファンと共に歩んできた経験をもとに、より価値ある商品・サービスを提供し、幸福で豊かな暮らしへの貢献に努めていきます。
担当者の声
(株)ブロッコリー 平光 良介
ファンの日常に寄り添い、「驚き」と「喜び」を届けるために
本イベントでは、全体統括責任者として、企画コンセプトの立案から実施ディレクション、社内外の関係各所との調整までを担いました。「うたの☆プリンスさまっ♪」は社内でも多くの部署が関わる大規模IPであることから、各セクションの企画・案件をイベント全体の中で最適に組み合わせ、統一感のある体験として届けることが重要な役割でした。実務面では、3名のコアチームで、施工・運営会社および出展社との調整窓口を担いました。
本取り組みを通じて実感したのは、私たちの仕事が単なるモノの提供を超え、ファンの皆様の人生の記憶や景色の一部となっているということです。会場では、歴代の商品を大切に身につけて来場された方々の姿が多く見られました。これまで送り出してきた商品や企画が、今もなお特別な日の装いとして選ばれていることは、私たちの取り組みの意義を改めて確認する機会となりました。
本イベントの完遂は、イベント企画チームをはじめとする社内各部門のスタッフ、そして高い専門性でその実現を支えてくださった施工・運営会社および出展社の尽力によるものです。多くの関係者が共通の目標に向かって連携したことで、ファンの皆様に大変喜んでいただけるイベントを実現することができました。
イベントの最後に実施したドローンショーで流したメッセージ「Thank you for 15 years! Forever and ever, MUSIC, DREAMS, and LOVE to everyone!」には、15年を共に歩んでくださったファンへの感謝と、今後も作品と共に歩み続けるという思いを込めています。
今後も、「うたの☆プリンスさまっ♪」だからこそ実現できる新たな体験やコラボレーションに挑戦し、ファンの日常に寄り添いながら、驚きと喜びを届けられる企画を提供していきます。
